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zoom RSS 第37回 寂地山<山口県・最高峰>

<<   作成日時 : 2011/09/08 13:55   >>

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山口、島根、広島の三県に接する山地の山頂一帯を寂地原(じゃくちばら)と呼ばれている。その最高峰が寂地山で山口県の最高峰でもある。標高1337メートル。全山ブナの原生林であり、寂地杉が混生している。頂上付近にはカタクリの花が群生する。交通の便が悪いので自家用車を利用すると良い。登山口は冠高原の松ノ木峠から県境沿いのルートと犬戻(いぬもどし)峡の林道口がある。
私は前回に続き、三段峡温泉から寂地峡へ移動した。

山口県/最高峰:寂地山(標高:1337メートル)

「正則の山行記録4・第339回」より
実施日:平成23年5月16日〜19日
目的地:寂地山
メンバー:妻と私(60才)

5月17日(火)
早朝から目が覚めてしまった。7時の食事まで1時間あるので三段峡入口の河原へ降りてきた。
水は透き通って綺麗である。この水は広島市の大田川へ注がれている。最後の日はその広島の原爆ドームである。
入口へ戻ると赤い暖簾の下がった店で橡餅をこねている白衣のおじさんがいた。覗き込むと三段峡ホテルの女将も手伝っているようだ。ご夫婦のようだ。妻が「私たちは日本全国をあるいています。」写真を取らせてくださいと取材交渉。二人は並んで笑顔で答えてくれた。今、橡餅を食べるには朝食前だし、「山で食べよう」ということになり、3個600円で購入した。あとで寂地山山頂で食べたが柔らかくてとてもおいしかった。
誰もいない観光地をフラフラ歩き、旅館に戻る。朝食を済ませ、ご主人は寂地山のルートと萩へ行くコースを色々教えてくれた。8時10分にここを離れた。
インター手前のコンビニで昼の弁当を買いこむ。戸河内インターから入り、吉和インターで降りた。国道186号線からゴルフ場を右折し、県道434号線に入る。そして寂地峡入口に入る。案内所で情報収集。どうやら予定の登山口まで車で入れそうもないようだ。とりあえず入れる所まで行こう!
細い舗装道路である。ガードレールもない、対向車が来たら厄介だ。運よく対向車もなく、犬戻の滝遊歩道の入口と東屋のある所まで来た。が、この先は車両通行止めとなっていた。やや計算違いが生じてきた。1時間以上も余計に歩くことになった。妻に愚痴をこぼすと登る意気込みを失わせてしまう。楽に1時間で登れると言い聞かせてきているのである。なんとか誤魔化して登ろうと!
妻のご機嫌を取りつつ、長い林道ぶつぶつ言いながら、今日も天気がいいとか、この崖はくずれそうだとか何とかいって汗をかいてやっと登山口に着いた。車が5、6台くらい留まれるスペースがある。充分にエンジンがかかっているが5分ほど休み10時30分にスタート。
丸太で階段が作られ結構整備された登山道である。六つの葉の真ん中に4つの実なのか花弁なのか定かではないが、面白い草があった。(ボタンネコノメソウ)無知な私だが少しでもマウテンツアーコンダクタ−としての植物の知識は身につけたいという前向きな姿勢からであろうか。カメラを向けて写す。
後ろから鈴の音がした。40代位の二人連れの男性が元気良く、追い抜いていった。二人とも息がぴったり合っている様子だ。我々はマイペースでゆっくり登る。1時間で尾根上に出て、右谷山分岐から頂上まで200メートルである。周りはカタクリの花の群生地で囲いがされている。花は既に終わっていた。また下山者が2名。年配のおばさんたちである。あいさつを交わして下っていった。
頂上はブナ林の中にある。当然景色は望めない。テーブルが2卓あり、そのひとつには中年アベックがビール片手に食事をしていた。余裕を感じる。我々は残りのテーブルにザックを置く。そしてコンビニで買った弁当と橡餅を出してランチにする。まだもちは柔らかく、とてもおいしかった。
小さい社の前に第18回山口国体炬火採火之地という石柱が立っている。これで山口県最高峰をゲットした。私の今回の目的はこれで達成した。あとは新潟、石川、大阪、和歌山、兵庫、岡山県の6箇所となった。年内に新潟県も踏破するので来年以降は5件となる。
30分休憩。やや風も出て来たようだ。さあ下ろう。
下りでまた登って来る夫婦の方たちが「カタクリの花は咲いていますか!」と聞かれた。「え〜、とっくに終わっているのに」と思った。でも「残念ですけど終ってますよ」。ソフトに返答した。すれ違って、しばらくしたらその二人が戻ってきた。なんと5月の連休に来たらまだ咲いていないので再度トライしたらしい。我々は頂上が目当てだが、こちらの方は花が目当てなのだ。案内所から上ってきたのだから、相当の労力である。案内所で確認したらよかったのにと思ったが、口には出さない。それが私の礼儀である。人にはそれぞれの思いがある。その思いを遂げようとする健気な気持ちが大切なのである。
登山口に出て、林道をトボトボ歩き、犬戻の滝遊歩道の近道で下る。妻は急な下りなのでちょっと辛そうだ。滝ツボをまじかに見て、なるほど犬も後ずさりするような所なのだと納得した。
長い林道もこの遊歩道を利用したほうがずっと時間短縮できる。ちょっと登りはつらいかも知れないが、渓谷を眺めて歩くので大して苦にはならないだろう。
午後1時17分に車に戻る。これから萩へ向かう。カーナビで一般道を選択した。
案内所に寄り、山のバッチを買う。やはり今年の冬は相当雪が多かったらしい。奥多摩で連休中にカタクリの花が満開だったのに、こちらの花はいつ咲いたのかと疑問である...。
県道434号線は途中から通行止めで丁度ダンプの後ろを走っていたので、その後ろをついて走る。ダンプの行き交いが多い。細い道と峠越えが多い。峠の下りで「あっ〜黒い棒が動き出した。」蛇だなと直感したがもう遅い、踏み潰したかと思った。が妻が「蛇が引き返して、草むらへ戻った」と生中継してくれた。「良かった。」生き物は殺したくないものだ。
いくら行けども旧道から離れない。いささかこの峠道も飽きてきた。
島根県に入り、すごい渓谷の上を通った。深谷渓谷である。橋から下を見に行ったが深く切り込んで、さらに草木で谷ははっきり見えなかった。
やっと人家の多い所に出て来た。六日町の道の駅に寄り、休憩。このまま一般道で萩へ向かったら何時に着くか分からない。高速道路で行くことにした。正解である。島根からまた山口県に入り、山口インターで一般道へ。一箇所工事中があったもののハイスピードで萩市へ到着した。
民宿に4時50分に到着。玄関先に2台駐車中である。その真ん中にバックで入れ、満車となる。
夕食は6時半からである。女将さんに散歩してくると告げ、武家屋敷を散策する。ブログで出した地図なのでやや不鮮明だが、この地図を頼りに細い路地を歩く。目指すは高杉晋作の生家である。古い土塀の間を歩く。やや自信がなく、通りの人に晋作の家を訪ねたら、隣の通りだと教えてくれた。ほどなく小さい広場に晋作の銅像があり、通りに小ぶりな家があり、晋作の家だとすぐ分かる。とっくに閉館時間が過ぎていた。門扉の前で記念撮影。
萩城の外堀を回って帰った。丁度良い時間である。下関から親子3人と我が家の二組で狭い食堂は一杯である。女将さんとの会話で和やかな食事となる。
ビールで、もういい気分である。温泉風呂から上がるとすぐ就寝となった。
5月18日(水)
萩市は著名人(幕末から明治維新)が多いので、本当はゆっくり見たいのだが、今回は欲張りな旅行なのでポイントのみ観光する。7時の朝食前に浜辺へ出て、商家を見て歩く、廻船問屋もある。民宿阿武川の駐車場がここにもあった。
8時に出発。10分で松陰神社に着く。まだ早いせいか、人はまばらである。鳥居を潜るとすぐ松下村塾の木造平屋建瓦葺の建物がある。そして松陰の幽囚の旧宅もある。ここで倒幕の士と明治維新に活躍した人々が育った所なのだとしみじみと思い、吉田松陰の影響力はすごいものだと感じた。
神社にお参りし、お守りも買う。そして神社の表を回り、伊藤博文の旧宅を見て、神社へ戻る。みやげ物屋で萩焼、ふぐつき酒、夏みかん菓子などを買う。
今度は秋吉洞へ向かう。町の郊外の道の駅により夏みかんを購入。重いおみやげである。
10時頃に秋吉洞に着く。広い駐車場に入るが暑いので木陰のある所に車を止めた。その分ちょっと歩く。小学生の団体も多い。入口からみやげ物屋の通り100mぐらいはとても暑く感じた。やっと鍾乳洞の入口でホッとする。子供の団体でまた賑やかである。0.8キロメートルを往復した。いささか疲れた。途中にエレベーターがある。ここから上がるとカルスト台地へも行ける。我々は車で上がる事にした。入口に戻り、その前に昼食とする。道路の向かい側の売店兼レストランに入る。私はぜんじ河童そばなるものを食べた。熱い鉄板に日本蕎麦が山盛り盛られ、熱いそばつゆに付けて食すのである。変わった味の食べ物だった。
カルスト台地展望台に上がり、広々とした風景を見る。小学生の頃教科書で見た記憶の絵と同じ高原である。来て本物を見るとまたうれしいものだ。夏みかんのソフトクリームもまたおいしい。
これで本日の御宿へ向かうことに。農村風景を見ながら市内を通り抜け,周防大橋を渡り、海岸線の細い道で小高い秋穂(あいお)荘へ着いた。午後3時頃である。大分時間があるので、近くの草山灯台へ車で散歩することに。山の麓に駐車場がある。ここから歩く。本当はもっと上まで上がれるのかと期待したが無理でした。
とてもさびしい所である。草も茫々である。岬を一周して灯台に進む。途中私の後ろで「へび!」と妻がびっくりしていた。声が詰まって出なかったらしい。
それでも妻もしっかり後ろから付いてきた。頂上に着いた。九州の国東半島がうっすら見える。考えてみれば、ここは瀬戸内海の周防灘である。日本海から瀬戸内海に移動したのでちょっと頭の中が混乱しているようだ。
適当に時間を潰し、宿舎へ。食堂で夕日になる。食事は最高である。取り立てて特別食でもないが充分な料理である。私の旅スタイルは最初民宿、最後はホテルか国民宿舎という具合にグレードを上げていくのである。民宿は心のふれあい、郷土料理。そしてゆっくり寛げておいしい料理のホテルで締めくくるのである。日本全国を渡り歩く登山家の宿泊方程式なのである。まあ早い話がなるべく安く、そして最後に自分にご褒美というわけである。
食後に庭に出て、夕日が瀬戸内海へ沈んでいく風景に釘付けである。海眺の宿・秋穂荘というフレーズにぴったりである。
広々とした風呂に入り、いい気分で寝た。
5月19日(木)
早朝は日の出と思ったが、裏山からの日の出でホテルからは残念だが見られなかった。
今日は帰る日だが、忙しい。宮島と広島を往復して広島空港へ戻らないといけない。秋穂荘を8時に出発。防府東インターから山陽道に入り、宮島手前の大野インターで降りた。駐車場も後で分かったのだが、値段がバラバラである。高いのは1000円、安いのは500円である。我々は700円で済んだ。
宮島口のフェリーは2社で運航されていた。丁度JRの船が出た後なので民間のフェリーで往復切符(往復の割引はない、片道170円)を買って乗船。15分くらいなのであっという間に着く。ここでの時間は1時間と見ている。妻も1回見ているので神社さえ見れば私も納得。おとなしい鹿があっちこっちに。朱色の厳島神社の建物の中で結婚式があり、親戚一同で写真撮影をしていた。観光客も一緒に写真取りしていた。外人客も目立つが修学旅行生も一杯である。なぜか三段峡の観光客と比較してみると不思議である。
神社を一回りしてフェリーに乗り、宮島口へ戻る。次は広島電鉄で原爆ドームへ向かう。電車で約50分。往復で2時間、現地で1時間とみている。そして宮島口から空港まで1時間である。車の返却は午後4時。丁度ぎりぎりである。
この市電に乗るのもひとつの楽しみなのである。
市内の川を渡ると目の前に原爆ドームが現れた。原爆ドームから暑い広場を通り、記念館へ行くとまた修学旅行生が列をなしている。結構外人さんも多い。被災な状況を見学した。記念館を見た会社仲間から涙が出たという話を聞いていたが、それほどでもなかった。といのも東日本大震災のあの生々しい映像を目の当たり見ているせいなのかもしれない。どちらにしもとても信じられない悲惨な状況である。しかしこちらはあくまでも人が意図してやっていることである。ひとりの判断で無抵抗な市民を皆殺しにすることは絶対にあってはならないことだ。平和をもう一度考えなおそう。愚かな戦争はやはり人間がするのだから、それをまた止めることも人間なのだ。
とんぼ返りで宮島口へ。午後2時。どうやら4時までには間に合いそうである。
空港内の高いガソリン(151円/山口市内では144円)を入れ、レンタカー屋さんへ。
空港で予定の飛行機に乗れそうである。団体が入っていたので残りの座席もあとわずかだった。妻に広島のお好み焼きを食べさせないと夢に出てきそうなので、1人前を二人で分けた。おいしかった。
16時50分発JL1610便で羽田へ。
羽田でライオン(レストラン)に入り、あんかけ焼きそばと中生ビールで無事帰還の祝杯をあげる。お疲れ様でした。いやまだ家に着くまでは大変だ。荷物が重いから。
バスを1台見送り、次のバスで帰った。滝不動駅からそれぞれ重いザックを担いで、なつ君(ネコ)のいる我が家へ。9時過ぎである。

<参考>
1.山行記録<寂地山>
(人数:2名)
@歩行距離約8Km(標高差678m)
 歩行時間3時間50分
Aコースタイム
犬戻の滝遊歩道入口・東屋<1時間10分>登山口<1時間10分>頂上<30分休憩・1時間10分>遊歩道出口<20分>遊歩道入口・東屋

次回は第38回 小蓮華山(新潟県最高峰)です。


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