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zoom RSS 第38回 小蓮華山<新潟県・最高峰>

<<   作成日時 : 2012/06/07 08:59   >>

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(写真中央:雷鳥)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新潟県最高峰の山である。平成19年夏に山頂の崩落が発見され、測量し直した結果、3メートル下がり、2766メートルとなった。この山は北アルプス北部に位置する。後立山連峰では宗教色がない中で珍しく享保1年(1801年)山頂に大日如来が建立された。信州側では大日岳とも呼ばれている。一般的に白馬岳と栂池を結ぶ尾根上にあり、新潟県の最高峰という認識が少ない。夏場のアルプス気分を味わえる最高のスポットで人気がある。平成24年春(5月連休)に北九州の医師達グループ6名全員が遭難し死亡する事件があった。天気次第で急変する山に畏敬の念をもって慎重に登山したいものである。

新潟県/最高峰:小蓮華山(標高:2766メートル)


「正則の山行記録4・第342回」より
実施日:平成23年8月22日〜25日
目的地:小蓮華山と白馬三山
メンバー:単独(60才)

民主党代表が船橋市出身の野田さんが選ばれた。95代首相におさまる。おめでとう。どじょう内閣、泥臭く努力していくそうだ。それにしても千葉県で戦後初の首相である。千葉県はスポーツ王国のイメージが強いがこれで払拭できる。平成の名宰相として名を馳せてもらいたい。そして、東日本震災の復旧と復興、日本の財政の改善と難問を抱えて大変である。しっかり!
 先月、息子家族が帰省してきた。孫も1才半となり、どういう人生を歩むのか楽しみである。(9/2記)
 那須君からもらった岩手早池峰山麓産の「エーデルワイン」を飲んで東北の復興に少しでも役立てたい。

8月22日(月)
今回は会社同好会員に北アルプスを案内しようと思ったが、参加者ゼロである。やむなく計画に多少変更を加え、単独で行くことにした。丁度良い具合に私自身未踏の新潟県最高峰が白馬岳隣にある。一緒にまとめて登ろう。
仕事を半分休み、自宅で身支度した。我が家を午後8時前に出て、新宿都庁前に9時半に着いた。
10時30分に出発。ひとり遅刻者が居て、路上で停車して拾う。
いつもなら上高地に行くのだが、今回は大町、白馬、栂池方面である。
早朝、大町、扇平、八方で停車し、残ったのは私ひとりとなる。栂池高原が終点である。6時40分に到着。
ロープウェイ乗り場に行ったが、始発は8時からである。小雨の降る中、コンビニに入るがおにぎりはない。パンを1個買う。
乗客は7、8名である。ロープウェイとゴンドラを乗り継いで終点に到着。私以外の登山者は用意よく、合羽を身につけていた。雨具を取り出し、ロングスパッツも着ける頃には次のゴンドラも到着した。ちょっと遅れをとったかな。
8時45分にスタート。舗装を少し歩き、山荘の建物から登山口の標識を見て、泥んこ道の登山道に入る。
夜行バスで来ているので、寝不足もあり、ゆっくり行き、無理のない所で白馬大池の山荘止まりとしたい。
3人の若者と単独者の外国人に抜かれた。湿原を抜け、雪渓を登ると平坦な乗鞍岳に着いた。雪渓の手前で3人の若者を抜いた。
大池が見えるあたりから晴れ間があり、景色を見回す。大池の向こうの稜線に団体が登っていく。
途中、4人組みとすれ違いざま、細い丸太上で滑ってザックの重みで半回転してしまった。痛みはそっちのけで笑って誤魔化す。とんだ恥さらしとなってしまった。
大池山荘に11時37分到着。受付で宿泊の手続きをしようと明日の予定コースを書いていたら、受付のお兄さんが、最近、大池から鑓温泉へ向かう登山者に事故が多いのだと言う。県警から注意を促されているそうだ。長丁場の上、鑓温泉付近は滑りやすく、疲労が重なって転ぶらしい。
確かにまだ早い時間なので白馬山荘まで行けそうである。お兄さんも私を健脚者と見たのだろう。すこし間を取って、「白馬まで行きます!」と言った。
お兄さんも「もし天候がくずれたら引き返してください」。「ハイ、分かりました」
下ろしたザックをまた担ぎ、足早に稜線へ向かった。
疲労と高山病が心配であるが、今の所元気である。途中で引き返すわけにも行くまいと決意を新たに登る。
下山者も数人あり、景色も見えなくなる。登るに連れて、雨となる。脱いだ雨具を着けて、数歩登っては息を整える。早く小蓮華山にたどり着きたい。気持ちは焦るが身体は中々進まないのである。
どこかでひよこの鳴く声がする。よく前を見ると雷鳥である。ラッキーなのは良いがゆっくり観察している時間がない。「先を急がないと!」と思い前に進むと彼女も私の前を歩いて逃げる。等間隔をおいてお互いに進むのである。どこかでまたぴょぴょと声がして、彼女は脇の草むらへ逃げて行ってくれた。ホッとして、また専念して登れる。しばらくすると風の強い所に出て来た。鉄剣が天空を指して立っている。どうやらここが小蓮華山と判断。午後1時36分。風が強く、先へ急ぐ。
下り始めると人影が途絶えていたのに、ひとり例の外人が引き返してくる。こんにちはとあいさつを交わす。彼もこの先、危険と判断したのかもしれない。先へ進むのも辛いが、引き返すのも同じ事。私は進むと決心した以上、前進あるのみ。この付近には避難小屋がないのである。
30分で三国境へ行けると思ったが、45分も掛かってしまった。
あとは1時間じっと我慢して登り続けよう。飛ばされそうなザックカバーをつかみながら、本当に一歩一歩進めていく。
体力的にも引き返す余力もない、孤独の中を悶々として登り続ける。「GO A HEAD!」と言い続ける。
すると人声がザワザワと聞こえてきた。遠くかなた稜線のあの団体さんらしい。よく彼らも登っていたのだ。彼らは丁度山頂から下りて行った。風の強い白馬の山頂標識の隣にザックを置いて写真を撮る。思えば45年前に親父とよっちゃん(次兄)と一緒に白馬岳を目指していたのである。夏の真盛りで満杯の頂上小屋に泊まる。翌日山頂に行くことになっていたが、私は疲れて登ることを拒否したのである。なんて我がままなやつだったのだろうと反省している。山頂を目前にして引き返したのだ。浅間山もそうだ。山頂手前で高所恐怖症になり、引き返して父と兄に迷惑をかけてしまった。今はそんなことはないのだが。でも45年前のリべンジが出来、親父に報告したい気持ちである。
さあ山荘まではすぐだ。深い霧の中を下山。すると例の団体さんが皆さんばらばらになって小屋がないとかあっちがそうだとか混乱気味である。リーダーらしき方が遠く離れないようにと声をからしていた。霧が深いのは分かるが、皆さん浮き足立っているようだ。私はこの先頭に下りて、小屋を発見して、小屋の位置を教えてあげた。
山荘に3時3分着。腕と手がしびれていた。痺れが取れるまで相当な時間を要した。受付を済ませ、隣の建物へ移る。天候が悪いので山荘は空いていた。秋雨前線が日本列島に停滞している。そのせいか登山者は警戒して入山していないのだろう。
8月23日
夜中に豪雨かなと思われるほどの雨音がした。雨は上り、雲海がきれいである。とはいっても前線の高層雲が我々を覆っている。5時過ぎに小屋の付近を見回す。目の前の槍ヶ岳らしきものがあるのだかと思っていた。後で聞いたら、剣岳で見る角度により槍のように見えるそうだ。なるほどと納得。
5時30分に朝食。全て整えて6時に下山する。みどりさん(圭の妻)からもらったデジカメのカバーを野外のテーブルに忘れて。しまったと思ったがかなり下まで来てしまっていた。ごめんなさい。
頂上小屋を見下ろして、杓子岳へ向かう。トリカブトがきれいに咲いていた。黄色いキンコウカ、白いリンドウみたい花と赤紫の小さい花たちがきれいに咲き誇っていた。名前の分からない花は後で調べよう。
下のほうに白馬の大雪渓が見え隠れしていた。こちらから猿倉まで早いが、せっかくここまで来ているので杓子岳と白馬鑓ヶ岳を回って下山する。
下りは順調であったが、さすがに登りとなるとスローペースになった。石だらけの山である。7時12分に到着。まもなく福岡から来たという青年も到着。彼は五竜岳へ進むとのこと。
彼より一足先に下る。鑓ヶ岳もきつい。険しい所を過ぎるとやや緩やかな登りで山頂に。8時16分。今回の目標は全部到達した。心の中で万歳三唱。
小休止後また下山。鑓温泉分岐に8時43分。鑓から降りてくる福岡の青年に手を振って分かれる。
天気が崩れないのは良いが、やや日差しが出て来たようだ。稜線歩きはやや風もありジャンパーを着ていたが、さすがにここまで降りると無風で暑い。
Tシャツになり、ひたすら下る。やや疲れてきた所で鎖場が出て来た。沢の斜面を下るような所である。岩が滑りやすいので多少の注意力が必要だ。ここら辺でけが人が続出しているのだろう。たしかに滑りやすいなと思い慎重に降りる。
細い雪渓に出て、鑓温泉がすぐ下にある。一山先行していた人達もここで休憩していた。10時10分。
予定ではここで泊まるのだが、昨日の宿泊予定地を変えたため、前倒しとなり、本日はここを素通りして白馬村へ降りることに。
せっかく来たのだから、温泉に入りたい。といってもここで湯に浸かってしまったら、歩く気分も半減しそうだ。さっぱりしてまた汗をかくのも嫌である。足湯があるのでそれに妥協しよう。小屋から離れた下に足湯があった。20分ほど休んで出発。小屋に居た単独者と2人組も先に出発していた。2人組はすぐ抜いたが単独行の人は結局、合わずじまいだった。健脚者だ。
この小屋からずっと沢を渡り山腹を回って歩く。長く感じた。特に小日向のコルはわずかな登りなのにきつかった。
5人組の男女学生を抜いて、やっと猿倉の登山口に出て、車道を10分歩き、山荘とバス停に着いた。1時35分。最終バスは14時45分。そういえば昼食抜きだったので腹も減っていた。山荘に入り、かけそば(500円)と缶ビール(中缶500円)で昼食にする。無事山行が終了して緊張もなくなり、全ての力を出し切って満足である。私の熱い夏も終った。
白馬駅で案内所により、民宿を手配してもらう。30分後に迎えに来てくれる。その間、みやげを買い揃える。駅前に酒屋さんがあり、そこで全部済ませた。
かくひら館という民宿だ。線路を渡って車で5分位である。今日の宿泊者は埼玉の学校の先生(新宿の夜行バスで一緒)と明日登る2名と私の4名。
すぐお風呂に浸かり、一休みした。夕食時に我々の姿を女将さんのデジカメに納まる。(後日ブログに掲載されていた)女将さんはホームページとブログの達人なのである。
8月25日
民宿の旦那さんの出勤する車に同乗し、駅へ。7時46分の大町行きに乗る。
高校生が多い。大町から松本行きに乗り換える。松本で待ち時間が1時間あると思っていたら、私の下調べが不十分だったらしい。5分しかなく忙しく甲府行きに乗り換えた。青春18切符で帰るのでずっと鈍行である。たまには良いものだ。これまた昼飯を食い損ねる。駅で「昼食でも」と思ったが、全て待ち時間なしで進むのである。
甲府から高尾行きに乗り換え、高尾から東京行きの快速、東京から快速で船橋駅に14時52分着。
駅で立ち食い蕎麦を食べて我が家へ。
折りしも次男夫婦から電話があり、こちらに遊びにくるという電話があった。夕食を共に彼の誕生日も一緒に祝う。
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<参考>
1.山行記録
(単独)
@歩行距離約21Km/標高差1575m
歩行時間13時間20分(1日目6時間5分、2日目7時間15分)
Aコースタイム
1日目
栂池高原自然園駅/8:45<1時間20分>天狗原/10:05<1時間>乗鞍岳/11:05(小休止)<30分>白馬大池山荘/11:35(10分休憩)<1時間30分>小蓮華山/13:15<45分>三国境/14:00<50分>白馬岳頂上/14:50<10分>白馬山荘/15:00
2日目
白馬山荘/6:00<1時間10分>杓子岳/7:10<1時間5分>鑓ケ岳/8:15<25分>鑓温泉分岐/8:40<1時間30分>鑓温泉/10:10(20分休憩)<1時間40分>小日向のコル/12:00<1時間25分>猿倉登山口13:25<10分>猿倉荘バス停/13:35
2.費用/参考
信州さわやか号バス代     6000円
ロープウェイ・ゴンドラ      1720円
青春18切符            2300円
山荘(白馬山荘)         9000円
民宿(民宿・かくひら館)     7000円

次回は39回 後山(岡山県最高峰)です。

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