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zoom RSS 第34回 久住山・中岳<大分県最高峰>

<<   作成日時 : 2009/12/28 14:45   >>

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第33回の釈迦岳からのつづきです。この山は大分県西部、久重火山群の主峰で大分県の最高峰です。九重火山は白山火山帯に属する火山群で、主峰久住山を中心とする大船山、星生山、三俣山などのトロイデ型火山からなっています。阿蘇国立公園に属し、広大な裾野をもち、南の久住高原、北の飯田高原は行楽地、放牧地として有名です。四季を通じ、すぐれた景観を持ち、特にミヤマキリシマの大群落は見ものです。また近くに湯布院、黒川温泉もあり、山登りの後は楽しみも倍増になります。

大分県/最高峰:九重山・中岳(標高:1788メートル)

「正則の山行記録4・第316回」より
実施日:平成21年5月20日〜23日
目的地:久住山・中岳<大分県最高峰>
メンバー:単独(58才)

〜前回の続き〜
5月21日(木)
早くから目が覚めてしまった。何回も寝返りしたので、妻からクレームが出てしまった。6時に着替えをして、広い庭園を散歩する。裏山がもう久住山である。反対の高原には二つ山が並んで見える。阿蘇山である。しかし空は鈍く曇っていた。怪しい空模様で、今にも嵐の前の静けさなのである。
ロビーに鍵が掛かっているので、脇から正面玄関に出る。この下に広い駐車場と隣に藤やらツツジがきれいに咲いていた。階段を下りる。ログハウスが5軒散在していた。嵐の前にせめてもの記念撮影だと思い、パッチリ。
7時の朝食も済み、売店でサンドイッチでも買おうと思ったがなかった。ザックには非常食と缶詰があるので昼食は大丈夫だ。フロントで清算し、本日の山の天気を年配のマネジャー氏に聞いたら、「止めた方が良いですよ!」とあっさり言われてしまった。前にも中学生が迷って大騒ぎをしたそうである。まあ行ける所まで行って見ますと返事をした。
計画では9時に宿舎を出る予定であったが、1時間30分繰り上げて出発になる。午前中が勝負である。今回は私一人である。ある程度危険を冒しても、大丈夫である。
車を飛ばし、牧ノ戸峠まで上がる。風が相当強い。幸いにも団体さんが体操してこれから登る所だ。心強い。俺だけじゃないぞ!と占めたと思った。
妻にはこの先の動植物園で時間を潰してもらい、午後2時から3時までに迎えに来てもらうことになった。
車を下り、そのまま8時に出発。団体さんの前に行かないと追い越すのに面倒である。コンクリートの登山道をしばらく上がる。沓掛山を8時15分通過。やはり風が強い。
高原尾根が続く。ずっと一人旅である。所々風の通り道で風に煽られる。
遠く南西方向には暗雲が広がっている。こちらに向かっているのだろうと思うと足も速くなる。
樹木のない草地と砂地の広い尾根歩きである。この先に人がいないと思ったが扇ヶ鼻からひとり下山者がいた。暗い早朝から登って来たのだろうと想像する。簡単な挨拶を交わしてすれ違う。
扇ヶ鼻分岐を8時40分通過。右側の禿げ山の天辺に大きな岩がある。なにか孫悟空の世界にでも出てくる風景だなと思った。妖怪でもでてきやしないかと思うほど気持ち悪い。
星生(ほっしょう)山の麓を通り抜けると、鞍部の広いところに避難小屋があった。9時丁度。ここの南から吹き上げる風がまともではない。さてこの上は大丈夫かなとやや不安である。休まず前進。すぐ久住別れがある。さらに小高い所に中岳分岐がある。左下に噴煙が上がる硫黄岳が見える。本道から離れ、切り立った岩場の天狗ヶ城が不気味に見える。そちらへ向かい下降すると強風に見舞われた。まずいと思った。天狗ヶ城を巻いても、中岳で突風に見舞われたらすっ飛ぶぞと更に不安になる。風の通り道だったのだろう。風通しを通過したら少し弱くなる。ゴツゴツした岩場を登り始める。不安のまま進むとパッと湖が眼前に現れた。御池に出た。少し和んで気持ちが落ち着く。小さい池だが、湖面にはさざ波が立って風の強さを示している。湖面上には目指す中岳が聳えている。湖畔の歩きづらい岩場を歩き、半周すると非難小屋手前の分岐に9時20分に着いた。間髪いれずに進む。尾根の北側に出るとうそのように穏やかである。徐々に頂上をつめる。
暗雲の元で頂上の暗い標識が十字架に見えた。強風に煽られ、立つことが出来ない。写真を2枚撮り、風下の岩場に身を隠す。今回の目的が達成され、心の中で万歳三唱をしている。9時35分。
さあ降りようか。同じ道を戻るよりも計画通り、反対側に降りよう。おそらく風に煽られることを覚悟して。
案の定、風が吹き上げてくる。腰を屈めて下る。しばらくの辛抱だと思う。
岩場を慎重に降りた。平原地帯に下りた。大きな岩に黄色ペンキで(左矢印あり)白口谷と記されていた。この前方の山が稲星山である。9時54分。右折する。この先前方の高台に避難小屋が見える。標識がないのでやや不安である。このまま進むと避難小屋へ行ってしまう。道がもう1本あるはず。はっきりしない道を見つけ下る。平坦な道が南登山口方面へ向かっていた。これでよい。
稲星山と久住山の鞍部の分岐で直進すれば久住へ抜ける南登山口である。もうひとつのメインである久住山へ登ろう。やや直登気味の歩きづらい所だ。
尾根に出ると、今朝の団体さんが向かいの登山ルートから上ってくる姿が見えた。「やはり集団なので相当時間を費やしているのだ。でも諦めずよく登ってきたものだ」と感心した。
もちろん誰もいない頂上に10時18分に到着。眼下に昨日泊まった久住高原荘が見える。その向こうに阿蘇山、左手に祖母山。やはり風が強いので、岩陰に避難。非常食のビスケットを4枚口に入れる。缶詰を出そうと思ったが、少しでも早く帰ろうとまたザックへ仕舞う。
団体さんもやっと頂上に着いた。リーダーと握手して喜び合っていた。年配者である。みんな着いた所で私は下山しよう。10時35分。
分岐の尾根で先ほどの団体さんのザックがあっちこっちに置かれていた。空身で久住山を往復しているようだ。ここから牧ノ戸峠へ一気に下ろう。
天気も回復したかのように晴れ間が出てきた。中年女性4人パーティもお疲れの様子だが登ってきた。帰りのコースはどのコースが良いか聞かれたが、私も初めての山なので、返答に窮したが、牧ノ戸峠が一番安心なのでこちらの方をお勧めした。後で考えたのだが、この人達はどちらへ下山する予定だったのだろうと首を傾げた。
避難小屋に10時47分着。山頂には先ほどの団体さんの人影がまだ見えた。
扇ヶ鼻分岐を過ぎて、振り返ると深い緑が印象的だった。登りのときは暗雲の立ちこめた中だったので、気がつかなかった。更に下りるとミヤマキリシマが一部部分的に満開に咲いているところがある。あと1週間もすれば赤紫の絨毯が九重連山を埋め尽くすのではないかと思われる。
駐車場に11時46分に到着。2台の自衛隊の車(アンテナを立てていた)に囲まれるように妻の車が見えた。2時に再会の予定だったのが随分早く来たものだと感心する。以心伝心で私の早い下山を察知したのだろう。駐車場の階段上から車を見下ろすと、妻は車の中で新聞を読んでいるようだ。私の気配に気がついたので、手を振ると、すぐ合図があった。
それにしても午前中に下山してしまった。予定外に時間が余りすぎた。売店でみやげ物を買い、長者原へ降りて昼食にすることにした。
自衛隊車の往来が多い、訓練中の移動なのかもしれない。
長者原の駐車場に停める。観光バスから登山者が降りてきて、体操を始めた。これから登るには遅い。近場を回るのか、久住山手前の山小屋に泊まるのだろう。噴煙の上げている硫黄岳が見えるがその上は完全にガスっている。山頂付近は少しずつ天候が崩れてきていると思われる。
ヘルスセンターの食堂に入ったら、団体さんのお客でご飯が間に合わないと断られてしまった。隣のドライブンで食事をした。
まだ時間がたっぷりあり、観光パンプレットを見て、どうしょうかと算段する。妻が「日本一長いつり橋」を発見。この近くに飯田(はんだ)高原があり、390メートルの長さのつり橋がある。まずはそこに行くことにした。
車で15分位で着いた。ここは観光客で賑やかである。固定されたつり橋なので揺れない。但し、「本日は風が強いので、帽子が飛ばされるので注意してください」と係員が連呼していた。橋を往復するだけで500円。ちょっと高いかな!でもそれ相当お金のかかった橋である。ゆっくり時間をかけて見物した。
湯布院の民宿に4時に着けばよい。やまなみハイウェイの山中の大きな犬を数頭飼っている果物屋で「清美」などのフルーツをお土産に買う。そして由布院の道の駅で時間つぶし。
ナビを見ながら、目的の民宿に着いた。雨が本格的に降ってきた。まだ食事まで時間があるので、宿の傘を借りて、駅まで散策に出る。
駅舎はモダンな内装である。待合室も美術館を思わせる雰囲気で、売店のアイスコーヒーを飲み、ゆっくりする。そのうち、すてきな緑色した特急列車が到着。ここ湯布院で折り返すらしい。写真を撮ろうとホームに入る。改札口は広く、自由に出入りできる。
電車の色と同じ緑色の傘をさした洗練されたトレインガイドがドア前で立っていた。「写真いいですか!」と聞いたら、「はい」といい笑顔でポーズをとってくれた。
山登りとは別な思い出でが出来たと私は喜ぶ。
ややびしょ濡れで帰る。この民宿は随分小奇麗で清掃が行き届いているようだ。地鶏を網焼きで食べる。夕食は我々二人きりであった。もうひとり宿泊者の青年がひとり居たが、外出していった。
安価で泊まれる宿なので助かる。
山の疲れを狭い温泉だがゆっくり癒された。
5月22日(金)
夜中は雷雨であったが、今朝は曇り空ではあるが雨もすっかり上ったようだ。
やまなみハイウェイを通り、高崎山へ直行。妻に申し訳ないのでせめてもの(観光)サービスである。
帰りは大分市を抜けて、ナビで最短コースを選び熊本空港へ。ところがとんでもない道なのである。国道442号線は国道とは呼べない、山の林道みたいな所が随所にあった。途中道があやしいので駐在所に飛び込む。この道でよいのだが、細いので別な広い道を教えてくれた。大分県内の国道442号線は要注意である。
久住高原を抜け、産山村の山間部を通り抜けて、やっと阿蘇町に入った。会社の先輩(天草出身)から熊本へ行ったら、馬刺しを食べなきゃと言われていたので、無人駅(豊肥本線)の市ノ川駅前のお店に入る。たかなめしと馬刺し、ホルモンの煮込みと高価なランチになってしまった。飛行機の時間もあるので、わずか30分足らずで出てきた。
空港のガソリンスタンドが分からず、空港前の周回コースを2回周ってしまった。表示が良くわからないのである。カーゴ地区の裏にあった。
午後3時頃にレンタカー屋に入る。空港に送迎されて搭乗手続きをする。ほぼ満席状態であったが、通路を挟んで隣席が取れた。無事計画通り完結したようだ。
JL1814便(16:40)発は定刻に飛び立った。関東上空はやや天候が悪く、羽田に定刻をややオーバーして到着。
特にお腹が空いてるわけでもないのだが、ついでに空港で夕食をすることにした。旅の締めくくりを、ビールで乾杯。
高速バスも走りこんで7時20分の津田沼行きに乗れた。慌ただしい3日間が無事終りました。妻は早くも来年の宮崎行きを期待しているようでした。

2.久住山(中岳)<大分県最高峰>
@ 山行記録:単独
歩行距離約12Km(歩行時間約 3時間15分 )
A コースタイム
牧ノ戸峠<15分>沓掛山<25分>扇ヶ鼻分岐<10分>避難小屋<15分>中岳分岐<5分>御池<15分>中岳<20分>稲星山分岐<20分>久住山<15分休憩/10分>避難小屋<1時間>牧ノ戸峠

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