正則の47都道府県最高峰

アクセスカウンタ

zoom RSS 第23回 大雪山<北海道最高峰>

<<   作成日時 : 2007/12/29 22:57   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

北海道の最高峰は大雪山。千島火山帯の最南端に位置する。旭岳(標高:2290メートル)を主峰に周辺に20座ほどの峰々がある。山麓には層雲峡、天人峡、勇駒別、愛山渓などの温泉地があり登山基地として利用されている。
中々遠くて敬遠勝ちだったが、思い切って登って来た。北海道で初めて登ったのは石狩岳だった。妻が帯広出身だったので里帰りついでに登った。最初の北海道の山の印象は熊である。山を楽しむよりも熊に出くわさないかと心配してハラハラドキドキであった。その当時は廃線になる前の士幌線の終点、十勝三股から地元の人にジープを借りて入った。そもそも単独で行くこと事態危険を伴なっていた。若気の至りで怖さ知らずというか世間知らずだったのかも。幸い熊に出くわさなかったが熊の通った形跡は随所に見受けられた。それから雌阿寒岳、利尻山と登った。やはり北海道の主峰を登らなければと思いつつ、年を重ねチャンス到来となる。
 
北海道/最高峰:大雪山(標高:2290メートル)

<正則の山行記録3・第266回>より
実施日:平成16年9月6日〜9日
目的地:大雪山(北海道最高峰)
メンバー:単独

北海道の最高峰に挑む。年1回の私の大きなイベントである。47都道府県の最高峰巡りは年1回のペースで登りたいと思っている。今の経済状態では大変苦しい。やっと休暇も取れ、うれしくてたまらないのだ。
30年前に石狩、音更山に使った地図があったが、古いので町まで5万分の1の地図を買いに行った。東武、西武デパートには無かった。東京駅八重洲口ブックセンターまで行きたくないし、と思っていたら、思い出した。津田沼のヨシキスポーツにある筈だ。生憎5万分の1は無かったが2万5千分の1を買ってきた。とり合えず遭難用の為に持っていこう。

9月6日(月)
妻に見送られ、バス停へ。通勤日の1本後のバスに乗る。(6時19分)。火星駅(仮称)からは京成電車で空港行に乗る。しかし車内は満員であった。
空港に着き、JALカードを取り出し、チケットレス発券機で搭乗券と領収書を取り出す。ザックをカウンターに預けて、ゲート待合室で時間をつぶす。
旭川行きはローカル線なのか、ジェット機駐機場までバスに乗せられた。ランプ内を見物するのも「まあいいか!」
今回はややむずかしい問題がある。熊も怖いが、台風が追っかけてくるのだ。ごく最近、台風が北海道を通り過ぎたばっかりである。また同じルートを目指してくるのだから困ってしまう。どうなるのやら!
旭川空港に12時30分頃到着。バスとの連絡が旨くいけば良いと思いつつ、急いで玄関を出ると、ちゃんとバスが待っていた。よかった。(12時35分)次は旭川駅で旭川温泉行のバスと連絡してくれるかである。ちょうど発車時刻の13時10分に到着。田舎だから少し待ってくれているだろうとおもって4番乗場に急いでいったが、影形がない。「畜生!」と連発する。あと2時間待たなければいけない。参った!
15時10分のバスに乗客7人である。随分少なく感じる。天人峡経由で2時間かかる。旭岳温泉キャンプ場前で下車。白樺荘(YH兼営)は目の前である。早速受付でチェックイン。明日の山の天気を聞く。午後3時までは晴れる。その後崩れてくるそうだ。明日の頂上で戻るか、予定を変更して強引に層雲峡へ行くか決断を下そうと決心する。
温泉に浸かり、同室の人と情報交換をする。一人は年配の中年ライダーで7月から北海道にきているとか。久しぶりの屋根付だそうだ。安心して休めると嬉しがっていた。30過ぎの青年は山から降りてきたとのこと。もし層雲峡で泊まるならYHの電話番号を教えてくれるというのでメモをした。(これが大変役に立った)

9月7日(火)
白樺荘はリーズナブルなホテルでユースホステルも兼ねている。施設は温泉付きで綺麗で良かったが、相部屋の二段ベッドは狭くて、人が寝返りをうつと軋むのである。お蔭で3時に目が覚めてしまった。ロビーの談話室へザックを持っていき、昨日作ってもらったおにぎりを一個口に入れる。身支度をして、誰も居ないくらい部屋でまた横になった。5時に明るくなってきたので、外に出る。三脚を出し、白樺荘をバックに記念写真を撮る。
ロープウェイ乗場まで500m位である。始発は6時丁度である。10名の登山者&中年ハイカーが乗り込んだ。標高1600mまで上がるのだから楽である。頂上まで700m頑張ればよいわけだ。
ロープウェイから姿見の池まで遊歩道を歩くと15分で着く。6時35分に登り開始。砂塵の尾根伝いを登る。左手に4,5本の噴煙を上げる景色を眺め、右手にまだ9月に入ったばかりなのに裾野に紅葉した赤と緑のコントラストの草木帯が秋を告げているようだ。
近年重いザックを担いだことがない。今回は自炊道具とシュラフを持参したのですくなくても15Kgはある。私にとってはきつい。大阪から来た軽装の青年が一人私の後ろから付いて来たが、中腹から遅れ出した。途中でデジカメのスマートメディアがFULLになり、空のスマートメディアと入れ替えた。
8時6分に頂上に着いた。やったぞ!北海道最高峰を極める。山は北アルプスほどではないが、日本アルプスに匹敵する雄大ですばらしい山である。「よしこのまま台風が来る前に層雲峡へ抜けよう!」
おにぎりを1個食べ、8時30分に御鉢平(みはちだいら)(ガイドブックによってはおはちだいら)に向け、下山する。下山はやや富士山の砂走り的なところがあり、歩きづらいが勢いよくうまく下れば早く降りられる。やや平原地帯を登り左に熊が岳を見て、登山道をしっかりと見落とさないように行けば、御鉢平一周コースの分岐に出る。地図では右に間宮岳があるが、実際には左側に標識があった。どちらにしても三角点は無い。一通過点に過ぎない場所である。9時10分。
私は左コースへ進む。大きな口をあけた旧火口の淵を北鎮岳に向けて緩やかな登山道を進む。中の岳分岐を過ぎる。火口の中は灰色の溶岩流とその周りにはハイマツと紅葉した樹木が美しくもこの世とは思えない艶やかさがある。但し、この中に有毒温泉があり、昔狐や熊の死骸があったそうだ。そして迷い込んだ登山者も死体で見つかって居るそうだ。
北鎮岳分岐に重いザックを置き、頂上へ息を整えては休みながら登る。10時20分に到着した。山の向うには比布(ぴっぷ)岳があり、ここからの登山道が尾根伝いに続いているのがよく見える。
この先は黒岳石室まで緩やかな下りである。ちょっと気になる風が出てきたが下ったら無風状態になった。お鉢平展望台にはカメラ中年小僧たちが数名、望遠レンズを覗いていた。
火口外壁に沿って更に進むと、赤い屋根の石室小屋に着く。11時30分。「さあ!ユースホステルに電話をしよう!あれ!」携帯電話は圏外となった。山の陰で電波が届かないのだろう。小屋で休まずそのまま黒岳に上る。11時55分。黒岳頂上に着く。また携帯電話でYHを呼ぶ。今度は大丈夫だ。今晩の宿屋を確保。安心して2度目の昼食をすることにした。鉄板の四角い監視小屋(岩で囲まれた頑丈そうな)の下で白樺荘で買ったガスを使い、お湯を沸かした。本来小屋泊まりで自炊の為のガスなのだが、折角持ってきて使わずじまいなのも勿体無いので。餅入りのカップウドンを食べる。ああ疲れた!....
頂上は人が入れ替わり、軽装の登山者が登ってくる。層雲峡から上がってくるのだろう。12時35分に下山する。空身で登ってくる観光客も少なくない。随分きつそうな登山道である。またここから見る紅葉の景色もすばらしい。
リフト乗場で下山届に記帳した。リフトのわき道をまた下る。午後2時前にロープウェイ乗場に着いた。片道950円の切符を買う。
層雲峡へおりて、右手の道路を500mほど上がったところに両脇の大きなホテルに挟まれるようにこじんまりしたユースホステルがあった。中々静かな場所である。2時30分。泥落しのタワシで靴底の土を落して中に入った。チェックインが4時からなので中の談話室で休まさせてもらった。
夕食時になると人も増えてきた。これから登る人達は台風が気になるところだ。テレビに釘付けになる。明日一日は行動を控えたほうが良いようだ。同室のオーストラリア人は自転車を下取りに出したのでヒッチハイクで帰るとか。苫小牧からフェリーで帰るのだが、果たして苫小牧まで行きつけるか心配である。道が閉鎖されたり、通行規制で車が極端に減り、思うようにつかまえられるだろうか?。
8人の相部屋は2段ベッドである。ベッドは広く、しっかりして軋まないのでゆっくり寝ることが出来た。

9月8日(水)
 朝、目を覚ますと「静か」だ。台風がなくなってしまったのだろうか!テレビをみたら小樽近海で足踏み状態である。なんだが拍子抜けである。とり合えず早めに旭川へ行こう。8時40分の旭川駅行のバスに乗る。上空は雲の流れが早いが晴れている。JR上川駅に着いたら、鉄道は全部運休しているらしい。JRの乗客もバスに乗ってきた。バスだけが動いているようだ。
 上川の町を出ると風が依然と強くなってきたように感じる。暫らく進むと街路樹が根こそぎ倒されている。しかも道の真中に。パトカーが赤色灯を回しているが、お巡りさんもどうすることも出来ない状態である。倒木を迂回しながら旭川へ向かうが、やたらと倒木が多くなる。倉庫の屋根が飛ばされてなくなっているところや、ビニールハウスのビニールが切り裂かれて靡いている。トラックの前面ガラスがヒビだらけで白くなり、停車している。
 そのうち私たちのバスも川の橋を渡っていると、いきなり突風がきて、ぐらっと揺れると左車線にいたはずが右車線を走っているではないか。身の置き場が一瞬なくなった。乗客は顔面蒼白である。川を渡りきってホッとした。街中に入ると家が飛ばされて道が規制されていた。
ああ無事に旭川に着いてひと安心。すぐ予約してあったビジネスホテルのメイツへ行き、荷物を置く。半日早くなったので、今話題になっている旭山動物園へ行くことにした。
駅前の旭川電気軌道バス待合室にいたら先ほど乗ってきた道北バスが全面運休になったとのこと。不幸中の幸いである。しかしここのバス会社は運行を続けるらしい。11時25分のバスに乗って動物園に。猛獣館とペンギン館と北極熊館とアザラシ館だけしか開園しないらしい。「まあ折角きたので見物していこう。」
 一通り見て、ハエの多いレストランで焼きそばを食べ終わり、外に出ると雨が降ってきた。筋肉痛の足を引き摺って上の河童(雨具)を着て、帰ることにした。するとアナウンスで2時30分に閉園するとのこと。丁度よかった。バスも動物園のガードマンのミスで運休騒ぎがあったが、無事バスで帰ることが出来た。
 ホテルに着いてからは強い雨も降り始める。夕食は旭川ラーメンを食べる予定である。雨が小ぶりになり、町中へ行き、ラーメン屋を探すが定休日である。やっと1軒見つけて入る。従業員が足りないのか注文品が出てこない。生ビールだけは早く出てきたが、つまみにしようとした餃子は最後に出てきた。ラーメンの味は騒がれるほどうまいとは思わなかった。でも餃子だけは旨かった。

9月9日(木)
台風であるが、一旦弱まり、また力を盛り返し、留萌あたりで強い勢力で北上していったらしい。飛行機もJRも通常運行に戻ってきた。どうやら今日は無事飛行機で帰れそうだ。
午前中時間があるので、忠別川(アイヌ語でチュウは日、ベツは波たつ川を表す、そしてこの場所を旭川とよぶようになったと河川敷の看板に書いてあった)を渡って、道の駅まで歩く。公園のナナカマドが一杯赤い実をつけていたが、路上に昨日の台風であっちこっちに落ちていた。
また町に戻り、拓殖市場で土産を買って、空港行(人の行列でいっぱい)と同時時刻の富良野行(空港経由)に乗って、旭川空港へ。空港の駐車場で写真撮影を終えてザックに手をかけたら、蜂に刺されてしまった。刺されたところを唾をつけて痛みを和らげたが、効き目はどうか?。
11時35分旭川を離陸して羽田へ。帰りはモノレールに乗って帰る。京成を使うより安かった。我家に午後6時頃着いた。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
第23回 大雪山<北海道最高峰> 正則の47都道府県最高峰/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる