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zoom RSS 第1回 雲取山<東京都最高峰>

<<   作成日時 : 2006/04/30 11:00   >>

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 この山は関東地方では有名である。もちろん東京都の最高峰であり、東京都に2000メートルを越える山として絶大な人気のある山です。我々高校山岳部出身者としては、高校総体の開催地としてなじみがあり、山岳部合宿用のトレーニングの場としても使われていました。また元旦には初日の出を拝む登山者が多いところです。
 登山口は奥多摩駅から入る方法と秩父の三峰神社から入る方法が一般的です。
 特に奥多摩から入る方法はいくつもあります。代表的な登山口は奥多摩湖の「お祭り」というバス停から三条の湯を経由して入る方法、同じく奥多摩湖周辺の鴨沢から、峰谷から、水谷から入る方法があります。アプローチが長くなりますが、奥多摩駅から石尾根に取り付く方法もあります。他に一般的ではありませんが、奥多摩駅からバスで日原から入る方法。または塩山(中央線)からバスで落合に出て、大洞飛竜山経由からも入れます。登山口、下山路をうまくバリエーションを変えれば相当な楽しみ方があります。
 春夏秋冬、どの季節でもすばらしい所です。ただし、冬山は特に積雪量の多いときはそれなりの準備が必要です。もちろん体力づくりをしておかないと、ラッセルでは苦しみます。東京の山だからと馬鹿にしないことです。山頂で見晴らしがよければ、富士山がまぶしく拝めます。
 私は下記に紹介したように6回程チャレンジしました。天候に恵まれないときも、自分達の未熟さで敗退したこともあります。でも関東の名峰だと思っています。交通が不便なのがこの山の魅力だと思います。それだけ自然が保たれるからです。

東京都/最高峰:雲取山(標高:2018メートル)

正則の山行記録より
@実施日:昭和43年(1968年) 不明
メンバー:高校山岳部合宿
画像

下りは三条の湯で天幕。

A実施日:昭和46年(1971年)12月31日〜47年1月1日
メンバー:単独
目的地:白岩山、雲取山
費用:
 交通費:(行き)
   太陽駅(仮称)〜池袋      160円
   池袋〜秩父(西武線)310円
   お花畑〜三峰口    50円
   バス           70円
   ケーブル        220円
   荷物代          50円
   (帰り)
   留浦〜奥多摩(バス) 110円
   奥多摩〜太陽駅     470円
 宿泊代(1泊2食)     1200円
12月31日
 前日は1日中、雨だった。半ば山行は諦めて、正月に入ってからでも行こうかなと、もやもやしながらその日は寝た。大晦日、5時前に親父から山に出かけるのかと声をかけれられた。曇っているので「止めた」と答えた。兄貴も聞いていたらしい。「これなら大丈夫だろう」と言ってくれたので、行こうと決心する。予定時刻より1時間遅れて、我が家を6時に出る。
 三峰口に10時20分到着。ケーブルカーに乗ると北側の空が晴れてきた。「占めた!来てよかった」とつぶやく。
 三峰神社を11時10分に出る。尾根道を歩いているといつの間にか、頭上は晴れていた。前後して歩いている、いかにも農家のおじさんという感じの人がいた。明るくて話し好きなひとである。私はずっと聞き役である。一緒に歩く形になった。ペースが幾分鈍くなった。まあ時間的に余裕があり、この人にペースを合わせる事にした。白岩山に午後2時到着。
 ヒュッテを過ぎて、山荘に4時に到着。1泊2食で1200円。学生の私にはちょっと高い感じ。正月料金なのかもしれない。夜になるとやや賑やかになった。静かな大晦日になるのかと思ったが、ちょっと拍子抜けである。
元旦 
 5時起床。お雑煮の朝食。出口で御屠蘇が振舞われた。6時出発。昨日知り合った山崎さんはさすがである、女性2人とコネクションができている。さっそく4人の即席パーティができた。
 山頂は日の出を拝む人でいっぱいだ。日の出はやや雲に隠れ気味である。残念。しかし白く輝く富士山、南アルプスの山々が美しい。
 景色を満喫して7時20分頃に下山する。折角ピッケルを持参したのに、雪が無い。お荷物になってしまったようだ。下りを淡々と歩く。鴨沢に降りて、留浦まで車道歩き。11時に到着。ビールを飲んで新春の乾杯。12時15分発のバスに乗る。我が家に午後4時30分に帰りつく。


B実施日:昭和47年(1972年)2月13日〜14日
メンバー:丹菩会(宍倉、斉藤、私)
目的地:雲取山
     大洞飛龍
     雁坂峠
交通費:太陽(仮称)〜奥多摩  470円×2
     奥多摩〜留浦  110円×2
     荷物代       55円×2
 予定の三分の一も達成せず、退却。1日目は雲取山(山荘泊)、2日目は雁坂峠、3日目は広瀬経由塩山へ下りる予定だったが、奥多摩小屋手前でビバークして下山した。
2月13日
 午前7時太陽駅(仮称)に集合。遅刻の常習犯、宍倉は25分の遅刻。後輩の金子君、大学受験中なのにわざわざ土星駅(仮称)まで見送ってくれた。20Kgのキスリングは冬山へ行く山男の逞しさを誇示しているように見える。
 奥多摩の鴨沢を12時30分に出る。ペースは乱れ気味。宍倉は途中で遅れ始める。休憩時間が多くなる。このままでは予定の雲取山荘に着かない。予定を奥多摩小屋に変更。思ったより雪が多い。オーバーズボンを穿く。日曜日のせいか下山者が多い。いつしか明るさが消え、暗い雪原の中で足がとられ、もがく。七ツ石小屋分岐から50分ほど先の奥多摩小屋を目指す。7時30分頃、稜線上にいるのだが、風が強くなり、踏み跡が消えてしまった。斉藤は足を攣り、前進不能となる。ビバークすることに決めた。初めての経験である。宍倉は顔面蒼白である。心配顔である。みんな覚悟を決める。全員の命にかかわることだ。私はスコップを出して、雪を掘り返す。浅い雪洞であるが風は避けられる。3人抱き合ったが宍倉と斉藤の足に私が座る形になった。でも長く続かず、みんなで雪の上に座る。足と尻はびしょ濡れである。風のうなり声が不気味である。夜明け近くになり、風が止み、気持ちも少し落ち着いてきた。星空も見えてきた。嬉しかった。生き延びた。3人で万歳三唱。
 7時ごろ、もう登る気力はなくなっていた。下山する。冬山装備がしっかりしていたのでよかった。ビニールシートは絶対必要である。身体を濡らしてはまだ未熟なのだ。多いに反省する。次回に再挑戦だ。


C実施日:昭和48(1973年)年1月31日〜2月2日
メンバー:丹菩会(斉藤、宍倉と私の3名)
目的地:白岩山、雲取山、大同飛龍山
費用:山小屋宿泊代700円
   落合〜塩山(タクシー)1750円
   塩山〜太陽(仮称) (急行券)200円
           乗車券 630円
1月31日
 朝4時52分、水星駅(仮称)で二人を待つ。集合時間に10分遅れて、宍倉が来た。今回は池袋経由で三峰からロープウェイを使って雲取を目指す。前回の失敗を繰り返さないために、コースを変更した。
 ロープウェイ頂上を10時45分に出発。天候は晴れ。宍倉と斉藤は水筒に水を入れてくるのを忘れてきた。今日の分は大丈夫だが、明日は小屋で忘れずに補給してもらいたい。重いザックも身体に慣れてきたようだ。順調に進む。11時36分に奥宮入口に着き小休止。更に尾根伝いを歩く。宍倉の「腹へったコール」で12時18分に昼食にする。先を急ぐので12時45分に出発。
 午後1時30分に霧藻峰に着いた。10分休憩して次のピークを目指して頑張る。白岩山頂に3時58分に到着。長い尾根歩きだ。雲取山小屋に着いたときはもう暗くなっていた。5時15分。長い尾根伝いを固めの雪道を長時間歩き、日が暮れるとぐっと体温が奪われて寒くなった。
 小屋の宿泊者は我ら3名だけ。管理人のおじさんと少し話しをして8時30分に寝る。
2月1日
 午前6時30分に起床。今日も晴れである。幸先がよい。朝食を済ませ、7時45分に出発。山頂に8時28分に到着。澄み渡る空に白い冠を付けた富士山が輝いている。我々は子犬のようにはしゃぎ回る。
 さあ!まだこれからである。我々に取って未知の世界にはいる。大同飛龍に向かって進む。積雪1メートル位だろうか。踏み後は全くない。9時にスタートする。
 10時30分に1回休憩し、11時50分に昼飯にする。45分後に前進。宍倉が段々疲れを見せてきた。彼の休憩請いの回数が増えてきた。また斉藤のワカンがはずれ、ロスタイムが発生。とうとう大洞飛龍まで8時間もかかってしまった。午後5時に頂上。周りも暗くなり、宍倉と私は疲労気味である。
 斉藤だけが元気である。彼が先頭に立ち、奥深い雪の中をぐんぐん進む。先頭を交代し、宍倉が立つ。
 午後9時。いつの間にか道を失ってしまった。宍倉は弱気になり、ビバークを宣言する。もうちょっと頑張って貰いたい。将監峠小屋は近いはずなのだが。周りは闇の中である。宍倉が懐中電灯を忘れたのも多少遅れの原因にもなつている。これ以上進むのを諦める。アイゼンとワカンはガチガチに凍っている。ピッケルで氷を砕き、アイゼン、ワカンを外す。前回も雪のビバークは経験済みなので、慌てることなく、斜面で一夜を明かす。
2月2日
 まぶしい朝を迎えた。下を見るとなんと小屋があるではないか。100メートル下に将監小屋だ。小屋の手前でビバークするなんて馬鹿見たい!宍倉を攻める。でもよかった。それにしても我々の計画の甘さが出てしまった。多いに反省。この経験を無駄にしないように。
 午前8時30分に身支度して小屋へ下りる。9時に着いて、小屋に入る。40分休んだ。
 下山中、私自身なにか割り切れない気持ちで悶々として歩く。
 落合部落に午後2時5分に到着。バスは冬季運休である。売店でビールで乾杯をする。タクシーを呼んでもらい、塩山へ。5時10分の急行で帰る。太陽駅(仮称)に着いたのは9時ごろ。全行程33キロ。山中は雲取山小屋の親父に会っただけで誰も会わかった。


D実施日:昭和56年(1981年)1月14日〜15日
メンバー:TACT山岳部(4名)
〜三峰口から縦走〜

昨年暮れから寒波続きで相次ぐ遭難事故がテレビ、新聞に報道されている。登山者の非難解説が多い。2月に八ヶ岳に行く予定だったが、会社からも圧力があり,中止にする。

14日(水)快晴
 池袋発8時30分のレッドアロー号で電車の旅が始まる。三峰神社には楽してロープウェイで上がる。30Kgのリュックは腰にかなりの負担である。痛みを堪えて登る。小山、若狭は荷が軽いので先行する。須藤のいつものゆるいペースで私はそれに従い、遅れて付いて行く。思ったより時間を喰ってしまった。白岩山で日没になる。月明かりと雪の月の反射の明るさで歩き続ける。雲取ヒュッテは休業だった。山荘にやっとのおもいで到着。しかし部屋の中はマイナス15℃である。寒いのを我慢して食事する。食欲なし。食事込みで宿泊すればよかったと反省。

15日(木)
 5時起床。誰も起きていない。顔は寒くて突っ張っている。他の者は頭まで布団の中に潜りこんでいる。6時50分の日の出に遅れること20分、山頂に着く。我々以外に2人いた。
 下山すればビールが飲める。急いで降りる。奥多摩小屋経由して、鴨沢に出た。留浦(バスの折り返し地点でバスの本数も比較的多い)からバスに乗って帰る。



E実施日:平成11年4月10日〜11日
メンバー:TACT山岳部:須藤、私<48才>

4月10日(土)
 曇り。6時03分、地球(仮称/バス停)からバスに乗る。火星駅(仮称)で奥多摩までのお得なフリー切符を買う。新宿で須藤氏と合流。7時43分発、ホリデー快速で終点の奥多摩駅まで行った。9時10分に到着。留浦行のバスが9時25分発である。車内は空いている。奥多摩湖の周辺の桜は3分咲きである。10時03分に留浦着。バス代610円を払って下車。
水を補給後、AGS体操をして15分に出発。車道を歩き、お祭りから林道に入る。雨が降り始める。傘をさして、ゆっくり世間話をしながら歩く。
林道の終点から登山道になり、30分ほどで三条の湯に着いた。午後2時50分である。山荘に入り、一泊二食付きで6500円を払う。大きな部屋に8人で寝る。下の小屋に10人程泊まっている。
6時から楽しみな食事である。ちょっと期待しすぎたかな!普通の山小屋の食事である。雨はしきりに降り続いている。下山者の話だと、山頂は吹雪いていたそうだ。もう春だというのに!明日の天気が心配だ。

4月11日(日)
5時30分に起床。残念だが雨である。6時に食事。7時05分に出発。
2人連れのパーティと10名のパーティを抜いて、雨の中を順調に登る。9時30分に山頂に着いた。アベックの登山者がいた。この山頂の避難小屋で泊まったとのこと。以外と立派な小屋である。須藤さんには可愛そうだが、何も見えない景色を後にして、七ッ石へ向かう。
七ッ石に11時頃到着。若かったら、このまま尾根伝いを奥多摩駅まで歩くのだが、ちょっと長丁場になるので、鴨沢へ下る。須藤さんの歩調も大分テンポが悪くなる。登りは強いのだが、下りはやや苦手らしい。
午後1時30分に鴨沢に着いた。バスの時刻表をみたが、この時間にはない。留浦まで歩く。1時43分始発のバスに間に合う。
2時15分に奥多摩駅に到着。これからが我らの楽しみが始まるのである。五目ラーメンと枝豆、餃子を注文し、ビールで乾杯。このひと時が何もかも忘れて、疲れた体と緊張の解けた脳が開放されて、顔の筋肉が相当緩み、奴隷から自由の身になったぐらいの喜びが湧くのである。  
3時20分の新宿行ホリデー快速にあわせて、店を出る。
回りの乗客に迷惑にならないように、電車の揺れに合わせて、眠り込む。
我が家に6時頃到着。

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2006/05/02 08:10

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